ゲーム業界や映像業界への就職・転職、特にゲームデザイナーやシナリオライター、サウンドクリエイターといったクリエイティブ職では、ポートフォリオは職務経験以上の意味を持つことがあります。
それだけに、Web上には数多くのポートフォリオ作成支援ツールが公開されています。この記事では、より簡単に、より美しく、よりアピール度の高いポートフォリオを作るために便利なサイトやツールを10個厳選してご紹介します。いずれも、無料で制作して使い続けることができるサービスです。
「きちんと作らなければという気持ちがあるので、なかなか進まない」という方や、「すぐに出さなければならなくなった」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
世界で55万人以上が利用するという「PORTFOLIOBOX」。デザイナーや芸術家、写真家など、クリエイターに向けたポートフォリオサイト作成サービスです。海外のWebサイトで多い、シンプルで洗練されたデザインのテンプレートが豊富に用意されています。ギャラリー、コレクション、履歴書といったテンプレートのページにブラウザー操作で画像や動画を挿入し、背景色やフォントなどをカスタマイズしてポートフォリオを作成します。無料で10ページ・30画像まで使用でき、パソコン表示用だけでなく、モバイル(スマートフォン、タブレット)用サイトも制作可能です。
クリエイターのポートフォリオだけではなく、ブログやECサイト等も制作できるオンライン制作サービスです。エネルギーや楽しさを感じられる、カジュアルなデザインのテンプレートが多数用意されています。さらに、このサービスで実際に制作されたサイトが数多く掲載されていますので、その中から気に入ったデザインのテンプレートを使って自分のポートフォリオサイトを作成することも可能です。無料で何ページでも、しかも複数のサイトを制作可能ですが、無料で利用する場合は通信帯域幅が5GBに制限されている点には注意してください。
アメーバブログやAbemaTVで有名なサイバーエージェントが運営している、日本オリジナルのWebサイト作成サービスです。クリエイターやポートフォリオに特化しているわけではありませんが、ポートフォリオ作成のためのテンプレートも用意されています。「スターバックス コーヒー オフィシャルブログ」がこのサービスを使っていることでもわかるように、全体にスタイリッシュで洗練されたデザインとなっています。更新は専用スマホアプリからも可能で、アクセス解析やSEO対策、SNS連携と本格的な機能まで無料です。「Ameba Ownd」自体の広告が3ヵ所に入りますが、目立ちません(スタバのブログにも入っています)。
ドイツで2007年にサービスが開始された、無料Webサイト制作サービスの草分け的存在が「Jimdo」です。一時期は、個人用のWebサイト作成で大きなシェアを占めていましたので、知っている人も多いと思います。編集画面がそのままプレビュー画面になっていて、ポートフォリオ用のテンプレートを選んで、画面上でクリックして写真や文字を変更したり、ドラッグで位置を変更したりできます。勉強会やイベントが多いのも特徴です。無料のコースに機能制限はなく、サーバーの容量が500MBまで、帯域幅が2GBまでとなっていますが、就職や転職活動には十分でしょう。
アメリカの簡単Webサイト制作サービスです。ポートフォリオに特化しているわけではありませんが、テンプレートが数多くそろっていて、アートデザイン、写真、ファッション&美容、ミュージックビデオ、ハイテクといったカテゴリーを選べば、ポートフォリオサイトが作成可能です。全体にシンプルでスッキリしたデザインで、見やすく読みやすいのが特徴です。操作も簡単で、ほとんどクリックやドラッグでサクサクと作ることができます。無料でも機能に制限はなく、有料になるのは独自ドメインで公開する場合のみです。
テクノロジー先進国、イスラエル発祥の簡単Webサイト制作サービスの「WiX」。クリエイター、デザイナー、イラストレーターなど、職種別のポートフォリオ向けテンプレートが用意されています。このサービスは制作が簡単なことが特徴で、テンプレートの画面上でプレビューを見ながら、ドラッグ&ドロップして素材を移動させたり、拡大縮小させたりすることができます。用意されているボタンのデザインなども凝っていて、動きを加えることも可能です。なお、無料プランの場合、データ容量や帯域幅などに制限があります。また、「このWebホームページはWiX.comを使って作成されました」という広告が上下に入りますが、こちらはそれほど目立ちません。
本格的なポートフォリオサイトを作りたいという方におすすめなのは「WordPress」です。大企業のサイトやECサイトまで制作可能なCMS(コンテンツ管理システム)です。WordPressは、ダウンロードして、サーバーに置いて使用します。テーマと呼ばれるテンプレートが公式サイトやオンライン上に数多く公開されていますので、選んでカスタマイズしていきます。HTMLやCSSの知識は必要ですが、Webデザインやコーディングが可能であることもアピールできます。WordPressは無料で、テーマも多くは無料です。
自分の作品を投稿し公開して見てもらう「Instagram(インスタグラム)」や、良いと感じた写真を共有できる「Pinterest(ピンタレスト)」といったSNSの「クリエイター特化版」ともいえるポートフォリオ作成サービスです。インスタなどでは、芸能人の写真や料理の写真などが並びますが、「JAYPEG」では、写真やイラスト、Webデザイン、プロダクトデザインなどにしぼられています。自分をアピールするだけではなく、ほかの人の作品に刺激を受けたり、フィードバックがもらえたりといった交流も深められそうです。無料で合計300MBまで(1作品につき10MBまで)作品投稿が可能です。
Webデザイナーや、モバイルアプリなどのUI(ユーザーインターフェイス)デザイナー、グラフィックデザイナーなど、デザイナーのためのSNSが「Dribbble」です。アメリカ発祥で英語表記のみ、投稿などを行うためには招待が必要というサービスですが、世界のトップクリエイターのハイレベルなポートフォリオがチェックできます。お気に入りのデザイナーをフォローして作品の変化を追ったり、最新投稿からデザイントレンドやデザインの新しい芽を発見したりといった使い方ができます。
PhotoshopやIllustrator、PremiereのメーカーであるAdobe(アドビ)が2012年に買収したクリエイター特化型のSNS「Behance」。上で紹介した「Dribbble」と同様、アメリカ発で世界のクリエイターのポートフォリオが掲載されているSNSですが、イラストレーション、写真、キャラクターデザイン、タイポグラフィ(文字デザイン)、デジタルアート、建築、ファッション、サウンド、ブランディングと、ジャンルはより広く、バラエティに富んだ作品がチェックできます。また、プロジェクトを追加することで、自分の作品を投稿することも可能です。
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今回、ご紹介したサービスを使ってポートフォリオを作成したら、Webで公開後、書類選考用にプリントアウトも用意しましょう。A4サイズで印刷したらどうなるのかも考えながら作成することをおすすめします。
ポートフォリオのサイズやページ数、フォーマットはどう決める? 気になる10個のポイント
「作成したポートフォリオに自信がない」「自分のポートフォリオが志望企業に合っているか不安」など、客観的な意見が聞きたい場合には、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。
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