転職ノウハウ ― エージェントが教える転職の鍵:デザイナー(後編)

転職したいデザイナーポートフォリオテンプレでもOK!!

【ゲーム業界専門エージェントが教える転職の鍵:デザイナー(後編)】

クリエイターの転職をサポートするシリコンスタジオエージェント。その第一線で、多くのクリエイターとゲーム会社をつないできたリクルーティングアドバイザー手塚さん(写真左)とキャリアアドバイザー関口さん(写真右)さんに、デザイナーの転職で最重要となるポートフォリオを制作する際の注意点を伺いました。

転職したいデザイナーのポートフォリオはテンプレでもOK!!【ゲーム業界専門エージェントが教える転職の鍵:デザイナー(後編)】

テンプレートを活用するのはOKだが、デザイナーならではの工夫も必要

――ポートフォリオは、テンプレートもたくさん存在していますが、利用するのはありなのでしょうか?

関口ポートフォリオで大切なのは「採用側にその人の実力がきちんと伝わる」ことですから、あくまで作品が主体です。その器がテンプレートであっても、必要な要素がそろっていれば問題ありません

――ポートフォリオに欠かせない要素は何でしょう?

関口完成した作品と、そこに至る経緯、かかった時間使用したソフトウェア、工夫したポイントなどが簡潔にまとめられていること。メインの作品を大きく、読みやすいレイアウトになっていること。説明の文章が長すぎないこと。ポートフォリオ全体の流れも考えられていることでしょうか。

手塚それらの要素がまとまっているテンプレートを利用するのは構いませんが、そこに「その人ならではの工夫」が加わっていることも大切です。そのポートフォリオを受け取る企業の採用担当者の立場になって考えればわかると思いますが、テンプレートのままだと「また同じようなものが届いた」と感じるでしょう。しかし、多少なりともアレンジされていれば、ほかのものより「見たい」と思わせることができます。

――デザイナーなのだから、レイアウトや配色なども見られますよね。色といえば、同じキャラクターの色替えや三面図などもあったほうがいいですか?

関口スマホのゲームに顕著ですが、バリエーションを見せることは大切です。同じイラストでも、進化したり、レアリティが上がったり、顔の向きが違うなど、いわゆる差分イラストを描くことが増えています。通常、1体のキャラクターは一人のデザイナーがすべて担当しますので、描き分けや配色の変更などができることを伝える意味でも載せたほうが良いでしょう。

手塚2Dの三面図を基に3Dのキャラクターを起こすこともありますから、仮に3D部分しか担当していなかったとしても、2Dの三面図を載せることで立体に起こす力を伝えることができます。2Dの場合は下書きに相当するワイヤーフレームも併せて掲載するようにしてください。もし、担当しているのであればテクスチャーやモーションを載せることも効果的です。

転職したいデザイナーのポートフォリオはテンプレでもOK!!【ゲーム業界専門エージェントが教える転職の鍵:デザイナー(後編)】

――苦手なものの扱いはどうすればいいですか?例えば、人物はすばらしいけど背景は苦手。ロボットは得意だけどキャラクターはダメという場合もあると思います。

関口実際に載せるかどうかは、クオリティ次第ですね。クオリティの低い作品を載せてしまうと、ポートフォリオ全体の評価も下がります。人物を描くことが得意で、キャライラストレーターになりたいのであれば、背景作品は載せなくていいでしょう。得意なもので勝負する方が良いです。掲載の可否はご自分で決めていただいても構いませんが、一度(すべての作品を)お預かりして、弊社のエージェントが判断する場合もあります。

手塚応募する企業の基準に合ったポートフォリオにしなければいけませんが、お一人でA社もB社もと作っていくのはなかなかたいへんです。作品への思い入れなども伺いながら、採用側の目線でジャッジできるのがエージェントのいいところではないでしょうか。

関口キャラクターが上手な方で、企業もそれを求めている場合はキャラクターを前面に押し出した構成にします。一方、マルチな能力を求められているときは全体のバランスを考えて、いろいろな作品を載せるようにするなど、その方や企業によって内容を変える必要があるのがポートフォリオです。あるジャンルの作品が足りないと判断した場合は、新規制作をお願いすることもあります。

手塚ゲーム会社のデザイナー採用で大事なのが職務経歴書とポートフォリオですので、どちらもしっかりアドバイスするようにしています。

エージェント視点で考える「良いポートフォリオ」とは

――実際に良いポートフォリオのサンプルが手元にありますが、2Dと3Dそれぞれのポイントをご説明していただけますか?

手塚2Dは完成した作品を大きく載せ、その前段階(ラフや線画など)を見せて、制作過程がわかるようにするのがポイントです。カラーバリエーションやバージョン違いなどがある場合は、それらも載せてください。ゲームなどのタイトル、使用したソフトウェアや制作期間などの基本情報のほかに、コンセプトや注力したポイントの解説を書くことも大切です。

関口3Dも基本は2Dと同じです。完成した作品をメインに、ワイヤーフレームやテクスチャーなどを並べてください。モデルを回転させて、さまざまな視点から見られるようにしたり、ライティングが違うものやエフェクトを追加したものを載せたりしてもいいでしょう。使用したソフトウェアや制作期間などが必要な点も、2Dと変わりません。元になった2Dのイラストを載せたり、ディレクターからの指示にどう応えたかなどを書き添えたりするのも効果的です。

手塚どちらにも共通することですが、バリエーションが豊かなほうが評価は高いです。かわいい女の子ばかり、ファンタジーばかり、夜景ばかりでは、その分野が得意なことは伝わりますが、幅の広さが見えません。もちろん、企業側が求める人材によっても変わるので一概にはいえませんが、そのあたりの調整は私どもが行わせていただきますのでご安心ください。

関口3Dアニメーターやエフェクターの場合は動画作品になりますが、DVDなどのメディアに焼くのではなく、オンラインストレージなどにアップするか、YouTubeなどのストリーミングサービスを利用することがおすすめです。

転職したいデザイナーのポートフォリオはテンプレでもOK!!【ゲーム業界専門エージェントが教える転職の鍵:デザイナー(後編)】

より良い作品(ポートフォリオ)づくりにエージェントの力を借りよう

クリエイターは売れるゲームを作るのが仕事ですが、転職するときは「自分を売る」ことが大切になります。求人を行っている企業には、日々多くの希望者から応募書類が届いています。その中から面接にこぎ着けるのはほんの一握り。そして、採用担当者に「会って話を聞きたい」と思わせるためには、職務経歴書とポートフォリオが重要です。特にデザイナーは、ポートフォリオが重視されることはいうまでもありません。

しかし、ポートフォリオの作成に慣れているという人はあまり多くないでしょう。採用担当者の目に留まり、募集している職種や企業のカラーに合うポートフォリオを独力で作り上げることはたいへん難度が高いことなのです。

そこでぜひ活用したいのが転職のプロであるエージェントです。ゲーム制作部門を持ち、長年、クリエイターの転職に携わってきたシリコンスタジオには、ゲーム業界に精通したエージェントによる万全のサポート体制が整っています。希望する企業にフィットしたポートフォリオを作り、転職を成功させるためにも、ぜひ登録を検討してみてください。

手塚卓(リクルーティングアドバイザー)

手塚卓(リクルーティングアドバイザー)

関口洋平(キャリアアドバイザー)

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