日本のゲーム会社の多くは、東京を中心にオフィスや開発スタジオを構えていますが、関西エリアでは大阪だけでなく京都にも事業を展開しているゲーム会社があります。日本のゲーム会社としてもっとも有名な任天堂は京都に本社があり、その関連企業も多数展開しています。
シリコンスタジオエージェントでは、京都に本社、支社があるアーケードゲーム、コンシューマ―ゲーム、ソーシャルゲーム、遊技機、映像制作を行っている会社を一覧でご紹介します。
「京都のゲーム会社に転職したい」「地元周辺で働きたい」というゲーム・映像クリエイターは必見です！
コンシューマーゲーム業界における巨匠といえる任天堂。その歴史のスタートは明治時代にまで遡ります。1889年に花札のメーカーとして京都に産声をあげた任天堂は、トランプなどさまざまな玩具を製造、1977年には現在の事業の柱といえる家庭用ゲーム業界へと参入を果たします。そして1983年には空前の大ヒットを飛ばす『ファミリーコンピューター』を発売し、家庭用ゲーム業界に革命をもたらしました。
その後も『スーパーファミコン』や『Wii』、『ニンテンドーDS』など、時代を代表するハードを開発販売し、さらに『マリオブラザーズ』などの自社タイトルを世に発表するなど、家庭用ゲーム業界の歴史そのものともいえる企業です。
TOPIX Core30の構成銘柄の一つであり、日本国内全市場における時価総額もトップクラスです。
トーセは、会社設立以来40年にわたり培ったゲームソフト開発のノウハウと多彩な人材により、国内外の主要なゲームソフトメーカーを影で支える京都の老舗ゲーム開発会社です。
近年は携帯情報端末機器関連のコンテンツ開発も積極的に行っています。
インテリジェントシステムズは、1986年の設立当時から『メトロイド』『ファイアーエムブレム』『メイドインワリオ』など数多くの任天堂ブランドのゲームソフトの開発に携わっており、古くより任天堂と密接な関わりを持っている京都の開発会社です。また、歴代の任天堂製コンソールゲーム機向けの開発支援ツールも開発しています。
ポノスは、スマートデバイス向けにネイティブアプリなどのオリジナルゲームを提供する会社で、5200万DL（2020年6月現在）を誇る「にゃんこ大戦争」をはじめとしたさまざまなヒットタイトルを世に送り出しています。
東京にもオフィスを開設して開発体制を増強し、複数の新作タイトルを開発中の注目企業です。
界グラフィックスは、1998年に3D技術を軸としたデジタルエンターテインメント開発会社として京都に設立し、主にアーケードゲームやコンシューマゲーム、ゲームアプリの受託開発を行っています。
中国Happy Elementsの日本法人である同社は、設立当時からPCブラウザのソーシャルゲームの開発・運営を得意としており、近年はスマートフォン向けゲームアプリとして『メルクストーリア – 癒術士と鐘の音色 –』を筆頭に、『ラストピリオド – 巡りあう螺旋の物語 –』や『あんさんぶるスターズ！』などヒット作を生み出し、多くのファンを楽しませています。
京都に開発拠点を置くテクロスは、オリジナルIPのソーシャルゲームを開発・制作・運用を行っている会社です。さまざまな職種が1つのチームとなって、テクロスにしかできないオリジナルコンテンツを生み出しています。
キュー・ゲームスは、国際色豊かなメンバーが集う京都のゲーム会社です。任天堂、SIE（ソニー・インタラクティブエンタテインメント）をはじめとする大手企業のゲームソフト受託開発のほか、自社タイトルの開発にも力を入れています。また、次世代ゲーム機についてのR&D（研究開発）も行っています。
ジュピターは、ゲームソフトの企画開発をはじめ、任天堂ライセンス商品の企画・開発・販売を行っている京都の会社です。自社タイトル、受託制作のゲーム開発のほか、人気キャラクターが作れるペーパークラフト『ポケモンクラフト』などの商品を販売しています。
コーエーテクモゲームスは、2008年に京都の中心地である四条烏丸に地上6階建ての自社ビルを竣工。自社の品質管理強化の拡大を目的として京都事業所を開設しました。
「IPの創造と展開」という経営方針のもと、「信長の野望」や「三國志」などの歴史ものから「仁王」のようなアクションゲーム、「アトリエ」シリーズなどのロールプレイングゲームなど、さまざまな分野に独創性溢れるエンタテインメント・コンテンツを提供しています。本社は神奈川県横浜市にあります。
東京に本社を置くドキドキグルーヴワークスは、ゲーム、エンターテインメントのみならず、WebサービスやIoT分野において国内のみならずアジア各国を中心とする世界へ技術とサービスを提供しています。2016年に大阪支社を、2019年4月に京都スタジオを開設しました。
DonutsはIT分野の4領域（クラウドサービス・ゲーム・動画/ライブ配信・医療）で事業を展開し、「単車の虎」「Tokyo 7th シスターズ」などの人気ゲームから、女性向けハウツーサイト「ハウコレ」、バックオフィス支援クラウドサービス「ジョブカン」などを開発・運営しているIT企業です。
ゲームスタジオは、大手パブリッシャーやプラットフォーマーなどの受託制作を主軸に事業展開しています。「星のドラゴンクエスト」など多数のヒットタイトルを手掛けており、各クライアントからの厚い信頼を得ている企業です。本社は東京にあり、2014年に設立した京都オフィスの他、青森にも支社があります。
東京に本社を置くグラフィニカは、アニメーション作品を中心に、ゲーム・遊技機・実写映画・ミュージックビデオ・CM・Webなど、幅広いジャンルで様々な映像制作に対応できるスタジオとして事業展開している企業です。デジタル技術を生かした新しいワークフローにより、地方での制作事業を拡大し、札幌、京都、福岡にスタジオを開設しています。
任天堂のグループ企業であるモノリスソフトの京都スタジオは、グラフィックに特化した部門として、『ゼルダの伝説』『スプラトゥーン』シリーズなどの有名タイトルを多数手がけています。定時労働制や時短勤務など、長く安定して働ける社内環境も整っている企業です。本社は東京にあります。
千葉に本社を置くデジサイトグラフィックスは、アニメ、ゲーム、遊技機等の3DCG制作を行っている会社です。モーション、エフェクトからコンポジットまで一貫して制作可能で、特にモーション技術が高いことに定評があり、大手企業との安定した取引があります。クリエイターにとってより良い環境作りと業界の今後を発展を考え、2011年に京都スタジオを開設しました。
ニキ株式会社は、中国に開発拠点を持つゲームメーカーPapergamesの日本支社として、2016年東京で設立しました。美しいビジュアルにこだわった３D着せ替えコーデRPG『シャイニングニキ』など、人気タイトルの日本語版の制作・配信を手掛けてきました。開発力をより一層強化していくために、2022年に京都にも開発拠点を開設しました。
ゲーム会社で働きたいけれど、東京に転居するのは難しい、できれば京都で働きたい。そんなゲームクリエイターの方に向けて、京都のゲーム会社をご紹介しました。
掲載しているゲーム会社以外にもご案内できる企業がありますので、京都でゲーム会社へ転職を検討しているゲームクリエイターの方は、ぜひシリコンスタジオエージェントにご相談ください。
京都のゲーム会社だけに限らずゲーム会社の求人には、WEBサイト非公開の求人が多くあります。リリース前のタイトルの開発案件や超人気タイトルに携わる求人など、機密性が高く、WEBサイト上で公開募集できない求人が多いことが理由としてあげられます。非公開求人にも応募したい場合は、専門の転職エージェントを利用するとよいでしょう。
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