ゲーム業界で働くクリエイターの中には、外資系ゲーム会社に興味のある方も多いのではないでしょうか。
昨今、中国や欧米企業が株式譲渡や買収などにより、事業を拡大しているニュースを耳にすることが増えてきました。潤沢な資本を持つ外資系企業では、リッチでこだわりのあるゲーム開発をしたり、世界へ事業展開を行うことができたり、クリエイターへの給与・待遇も期待できるのでは?と考える方も多いかもしれません。
ここでは、転職するなら視野に入れたい日本に支社のある「外資系ゲーム会社」の中から20社ご紹介します。
NetEase Games(ネットイースゲームス)はオンラインサービスを提供する中国のテクノロジー企業ネットイースのゲーム開発会社です。東京・渋谷に日本人のスタジオ長赤塚哲也氏のもと次世代コンソール&スマホゲーム開発スタジオの「桜花スタジオ」を設立。ネットイース初の「家庭用ゲーム制作」を主目的とした開発スタジオです。
『桜花スタジオ』特設ページ
Tencent Japanは、2011年に設立された中国の大手IT企業テンセントの日本支社です。テンセントのゲーム開発部門であるテンセントゲームズは、同社の主力事業で売上の7割を占めているといわれており、中国版Steamともいえるオンラインプラットフォームプラットフォーム「WeGames」の開発や、中国最大のヒット作といわれるMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)ゲームアプリ「王者栄耀」の開発・運営により売上を伸ばしてきました。また、「クラッシュ・オブ・クラン」を開発するSupercellや「League of Legends」の開発元であるライアットゲームズを子会社化するほか、セガゲームス、スクウェア・エニックス、DeNAなど日本の大手ゲーム会社と提携を行ったり、2019年には任天堂との協業によりNintendo Switchの中国での発売を開始するなど、世界各地のゲーム会社との資本提携や買収などによりさらに事業を拡大しています。今後日本支社では、企業向け仮想空間「メタバース」の支援事業を展開していく予定です。
ソレイユ株式会社は、受託開発を中心にゲームソフトの開発を行っている企業です。2021年11月にテンセントホールディングス社のグループ会社となったことで、念願であった自社オリジナルIPプロジェクト『Project EDO』を始動。今後は受託開発だけではなく、自社オリジナルIPプロジェクトを世の中に送り出していきます。
『Project EDO』特設ページ
株式会社miHoYoは、中国に本拠を置くソーシャルゲーム開発会社です。2020年9月にリリースされた「原神」は、サービス開始からわずか4日で1700万ダウンロードを突破。アメリカの調査会社Sensor Towerによると、2021年のモバイル版の売上は約1,980億円を超えるといわれています。日本支社では、中国で開発やサービスを提供しているスマートフォンゲーム「崩壊学園」「崩壊3rd」「原神」などのコンテンツの日本におけるローカライズ、パブリッシング、プロモーション、カスタマーサポート、及びビジネス関連を行なっています。
株式会社Yostarは、中国のスマホゲーム開発会社を母体とする日本法人企業です。「中国で作られた日本風のゲームを、日本で展開する会社」として日本市場向けのローカライズに特化した事業を展開しています。2020年には、自社IPのアニメーション制作および企画・製作を行う「Yostar Pictures」も新設しました。
Happy Elements株式会社は、本社を中国に置くモバイルゲーム開発会社、Happy Elements Holdings Limitedの日本法人企業です。海外タイトルのローカライズ事業ではなく、「あんさんぶるスターズ!!」などの自社タイトルのゲーム開発・運営を行っている企業です。京都オフィスを拠点とした「カカリアスタジオ」と株式会社グリモアによる「グリモアスタジオ」の2つの拠点よりゲームの開発・運営を行っています。
株式会社ネクソンは韓国の企業NXCの子会社の日本法人企業で、日本のオンラインゲーム業界の老舗会社です。主にNEXON Koreaで作られたMMORPG(多人数参加型ネットワークRPG)をローカライズ・運営しています。日経平均株価の構成銘柄の一つで、日本を代表する企業の一つでもあります。
エヌ・シー・ジャパン株式会社は、韓国の企業NCSOFT CORPORATIONの ネットワークゲームを配信する会社です。PCオンラインゲームの他、スマホアプリゲーム、クロスプラットフォームゲーム事業にも力を入れています。
ネットマーブルジャパン株式会社は、韓国ネットマーブルと日本のソフトバンクBB(現・ソフトバンク)の合弁会社で、PCオンラインゲームやスマートフォン向けのモバイルゲームサービスを提供している会社です。
株式会社 ナイアンティックは、位置情報ゲームアプリ「Pokémon GO」「ハリー・ポッター:魔法同盟」「Pikmin Bloom」などを開発しているアメリカ合衆国の企業Niantic,Inc.の日本法人です。AR(拡張現実)を用いたモバイル端末を通じて、地球全体を舞台にした「外に出る」ゲームを開発、提供し、今までに体験したことのないような冒険や発見、社会的コミュニティを築く、新しい現実世界の体験を作り出す企業です。
ゼニマックス・アジア株式会社は、2020年マイクロソフト傘下となったゼニマックス・メディアグループの一員として、日本およびアジア地域でのベセスダ・ソフトワークスのゲームタイトルのリリース・販売を担当し、Tango Gameworks(タンゴゲームワークス)にてゲームを制作・開発をしています。Tango Gameworksは、『バイオハザード』などの生みの親である三上真司氏をトップとしたゲーム企画・開発スタジオです。
株式会社名越スタジオは、中国のNetEase Games(ネットイースゲームス)の100%出資によるゲームソフトウェア開発会社です。セガ社にて『龍が如く』シリーズの製作総指揮として活躍されていた名越稔洋氏が設立した新しいゲーム開発スタジオです。主にコンシューマソフト事業を中心にワールドワイド向けハイエンドタイトルの開発を行っています。
株式会社グラスホッパー・マニファクチュアは、「killer7」「ノーモア★ヒーローズ」シリーズなど、独自のセンスが溢れる数々のコンシューマーゲームを生み出した、須田剛一氏が率いるゲーム開発会社です。2021年5月に中国のNetEase Games(ネットイースゲームス)傘下に入り主に経営面でのバックアップを受け、さらに大きく躍進しユニークな最高のエンターテインメント作品作りに力を入れています。
Ubisoft Osakaは、「アサシン クリード」シリーズや「Far Cry」シリーズで有名なUbisoft(ユービーアイソフト)の日本法人で1994年に大阪に設立されました。Ubisoftは1986年に設立したフランスを代表する老舗ゲーム会社で、世界19ヵ国の開発スタジオと1万人を超えるスタッフによる大規模ゲーム開発を行っています。アクションゲームやFPSゲームに定評があり、世界的に有名なゲームを数多く手掛けています。
株式会社パールアビスジャパンは、韓国のゲーム会社Pearl Abyssの日本支社で、MMORPGゲーム「黒い砂漠」を始めとするゲームパブリッシング事業を行っている会社です。2015年に公開されたMMORPG「黒い砂漠」は、Pearl Abyssの独自開発エンジンにより制作され、ミドルソフトウェア「YEBIS 3」によるポストエフェクトが適用されるなど、美しいグラフィックスが高評価を得ています。
日本マイクロソフト株式会社は、PC用OSであるWindowsやWebブラウザInternet Explorer、オフィス業務向けのソフトウェアMicrosoft Officeなどの開発で知られるソフトウェアメーカーマイクロソフトの日本法人です。マイクロソフトによるゲーム開発に関しては、2001年に販売された家庭用ゲーム機Xboxシリーズの開発をはじめ、マイクロソフトのファーストパブリッシング部門であるXbox Game Studiosを中心にMojangやActivision Blizzardなど世界各地の開発スタジオでゲームソフトの開発を行っています。企業買収などにより開発体制の強化を行っており、開発スタジオは世界各地に23社あります。(2022年時点)
「Unity」ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社は、リアルタイム3Dプラットフォームで世界をリードするアメリカ合衆国の企業Unity Technologiesの日本法人です。ゲームエンジン「Unity」の日本市場展開における拠点として設立され、日本国内でのUnityライセンスなどの販売や技術サポート、コンサルティング、マネタイズ支援、技術開発、ローカリゼーションを担っています。
Epic Games Japan合同会社は、アメリカ合衆国に本社を置くコンピュータゲーム、ソフトウェアの開発企業Epic Games, Inc.の日本法人です。ゲームエンジン「Unreal Engine」の提供、開発サポートを担っているほか、世界で3億5,000万以上のアカウント数を誇る「フォートナイト」の販売・配信、eスポーツイベントの展開を行っています。
テイクツー・インタラクティブ・ジャパンは、アメリカに本拠地を構えるテイクツー・インタラクティブの子会社で、日本のセールスオフィスとして設立されました。
グループ会社であるロックスター・ゲームス、2Kによって開発された家庭用ゲーム機やPC向けゲームソフトの販売を行っています。
PUBG JAPAN株式会社は、韓国に本社を置く株式会社KRAFTONの日本法人です。自社タイトルのバトルロイヤルゲーム「PLAYERUNKWOWN’S BATTLE GROUNDS(PUBG)」の日本市場での拡大に向けて立ち上がった支社で、現在さまざまなプロジェクトを通じて日本市場でのPUBGの拡大を推進しています。
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