ゲーム業界用語解説 ― 東京ゲームショウとは

東京ゲームショウとは

毎回、ゲームファンの注目を浴びる東京ゲームショウ
その歴史を振り返りながら、会場で発表される「日本ゲーム大賞」についても紹介します。

東京ゲームショウ TOKYO GAME SHOW

東京ゲームショウは日本最大のゲームイベント

東京ゲームショウ(TGS)は、1996年に始まり、2023年で33回目を迎えた日本最大のゲームイベントです(現在は年1回の開催ですが、年に2回開催されていた時期がありました)。主催はCESA(一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会)、2021年以降は幕張メッセでのオフライン会場での開催と合わせて、ゲーム関連会社による公式番組が配信された「東京ゲームショウ オンライン」、そして専用アバターを使って実会場のように複数のブースを訪れることができるバーチャル会場「TGSVR」が用意されています。次回の「東京ゲームショウ 2024」は2024年9月26日から29日まで幕張メッセで開催される予定です。

世界的な注目度も高く、アメリカで開催されるE3(Electronic Entertainment Expo)、ドイツで開かれるGamescomと並ぶ、ゲームの巨大な見本市といえるでしょう。

東京ゲームショウの歴史と入場者数

多くのゲームメーカーがブースを構える東京ゲームショウでは、開発者や経営者、識者による講演、新作の発表や試遊、開発中タイトルのトレーラー(予告映像)の公開、開発者や声優によるトークショー、アーティストによるライブ、グッズの先行販売などが行われます。特に人気を集めるのが、会場限定アイテムやゲーム内で使用できるアイテムの配布、そして体験版やムービーなどが見られるサンプルの配布です。また、ゲーム大会やeスポーツの決勝大会などの参加&観戦型のイベントも増えています。そのほか、インディーズゲームを紹介するコーナーや海外のゲームメーカーの出展など、普段ふれることが少ないゲームと出会えることも魅力です。

出展するメーカー数やタイトル数、ジャンル、対応ハードなどに変動はあるものの、毎回多くの入場者で賑わい、メディアによる報道も多く行われる東京ゲームショウ。その歴史を、出展者と入場者の数とともに振り返ってみましょう。

開催 日程 入場者数
1996年 8月22~24日 10万9,649人
1997年 春 4月5~6日 12万1,172人
1997年 秋 9月5~7日 14万630人
1998年 春 3月20~22日 14万7,193人
1998年 秋 10月9~11日 15万6,455人
1999年 春 3月19~21日 16万3,448人
1999年 秋 9月17~19日 16万3,886人
2000年 春 3月31日~4月2日 13万1,708人
2000年 秋 9月22~24日 13万7,400人
2001年 春 3月30日~4月1日 11万8,080人
2001年 秋 10月12~14日 12万9,626人
2002年 9月20~22日 13万4,042人
2003年 9月26~28日 15万89人
2004年 9月24~26日 16万96人
2005年 9月16~18日 17万6,056人
2006年 9月22~24日 19万2,411人
2007年 9月20~23日 19万3,040人
2008年 10月9~12日 19万4,288人
2009年 9月24~27日 18万5,030人
2010年 9月16~19日 20万7,647人
2011年 9月15~18日 22万2,668人
2012年 9月20~23日 22万3,753人
2013年 9月19~22日 27万197人
2014年 9月18~21日 25万1,832人
2015年 9月17~20日 26万8,446人
2016年 9月15~18日 27万1,224人
2017年 9月21~24日 25万4,311人
2018年 9月20~23日 29万8,690人
2019年 9月12~15日 26万2,076人
2020年 9月23~27日 ― ※オンライン開催
2021年 9月30~10月3日 ― ※オンライン開催(一部リアル展示有)
2022年 9月15~9月18日 13万8,192人
2023年 9月21~9月24日 24万3,238人

東京ゲームショウで発表される「日本ゲーム大賞」

1996年に「CESA大賞」として始められ、第4回にあたる1999年から現在の名称に改められた「日本ゲーム大賞」。さまざまな立場の人が、約1年間に発売された全ゲームの中から「優れている」作品に投票し、特に多くの支持を受けたゲームを表彰する式典です。毎回、東京ゲームショウの会場で発表されるのが恒例となっている、日本ゲーム大賞の「大賞受賞作品」をまとめてみました。

回数 年度 大賞 ハード メーカー
第1回 1996年 サクラ大戦 セガサターン セガ・エンタープライゼス
第2回 1997年 ファイナルファンタジーVII プレイステーション スクウェア
第3回 1998年 ゼルダの伝説 時のオカリナ NINTENDO64 任天堂
第4回 1999年 どこでもいっしょ プレイステーション ソニー・コンピュータエンタテインメント
第5回 2000年 ファンタシースターオンライン ドリームキャスト セガ
第6回 2002年 ファイナルファンタジーX プレイステーション2 スクウェア
第7回 2003年 太鼓の達人 タタコンでドドンがドン プレイステーション2 ナムコ
第7回 2003年 ファイナルファンタジーXI プレイステーション2・PC スクウェア・エニックス
第8回 2004年 モンスターハンター プレイステーション2 カプコン
第9回 2005年 ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 プレイステーション2 スクウェア・エニックス
第10回 2006年 東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング ニンテンドーDS 任天堂
第10回 2006年 ファイナルファンタジーXII プレイステーション2 スクウェア・エニックス
第11回 2007年 Wii Sports Wii 任天堂
第11回 2007年 モンスターハンターポータブル 2nd PSP カプコン
第12回 2008年 Wii Fit Wii 任天堂
第12回 2008年 モンスターハンターポータブル 2nd G PSP カプコン
第13回 2009年 マリオカートWii Wii 任天堂
第13回 2009年 メタルギアソリッド4 GUNS OF THE PATRIOTS プレイステーション3 コナミデジタルエンタテインメント
第14回 2010年 NEWスーパーマリオブラザーズWii Wii 任天堂
第15回 2011年 モンスターハンターポータブル 3rd PSP カプコン
第16回 2012年 GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動 PS Vita ソニー・コンピュータエンタテインメント
第17回 2013年 とびだせ どうぶつの森 ニンテンドー3DS 任天堂
第18回 2014年 モンスターハンター4 ニンテンドー3DS カプコン
第18回 2014年 妖怪ウォッチ ニンテンドー3DS レベルファイブ
第19回 2015年 妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打 ニンテンドー3DS レベルファイブ
第20回 2016年 スプラトゥーン Wii U 任天堂
第21回 2017年 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド ニンテンドーSwitch・Wii U 任天堂
第22回 2018年 モンスターハンター:ワールド プレイステーション4・Xbox One・Steam カプコン
第23回 2019年 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL Nintendo Switch 任天堂株式会社
第24回 2020年 あつまれ どうぶつの森 Nintendo Switch 任天堂株式会社
第25回 2021年 Ghost of Tsushima PlayStation®4 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント
第25回 2021年 モンスターハンターライズ™ Nintendo Switch 株式会社カプコン
第26回 2022年 ELDEN RING PlayStation®5 / PlayStation®4 / Xbox Series X|S / Xbox One / Steam 株式会社フロム・ソフトウェア
第27回 2023年 モンスターハンターライズ:サンブレイク Nintendo Switch / Steam / PlayStation®5 / PlayStation®4 / Xbox Series X|S / XboxOne / PC 株式会社カプコン

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