多くの方は転職活動をしていく中でさまざまな求人を比較し、その中から自分が気になる企業を選んでいくことになります。どういった仕事内容なのか、雇用形態は何か、給与はどれくらいなのか、そういった情報を得るために必ず目にするのが求人票であり、この求人票を見比べて検討をします。
ここでは、この重要な情報源である求人票の見方について、一般的な項目に沿って解説していきます。

求人票とは、採用活動を行う企業が求職者へ向けた自社の募集概要や労働条件を記載したものです。
職業安定法によって、最低限記載しなければならない内容が決まっています。企業はこれを自社のホームページに掲載したり、人材紹介会社・派遣会社、公共職業安定所(ハローワーク)などに提出したりして求人を行います。
求人票には仕事内容や応募資格、雇用形態、給与、福利厚生など重要な情報が記載されているため、転職活動をする際にはしっかりと確認しましょう。
求人を行う企業の名前です。
一方で、求人票を見たことがある方であれば企業名が非公開になっているものを見たことがあるのではないでしょうか。一見すると怪しく思うかもしれませんが、ゲーム・映像業界では機密性の高いリリース前のタイトルや超人気タイトルに関わる人材の求人の場合、求人票から情報が洩れることを防ぐために企業名が非公開になっている場合があります。
企業名が伏せられていたとしても怪しい求人ではありません。どんな企業の求人なのか気になる場合は、転職エージェント等に相談してみましょう。
企業が募集している職種名です。
「エンジニア」と「プログラマー」のように、企業によって職種名の表記が異なるケースがあります。異なる職種名でも同じような業務内容であることもあれば、企業独自の職種分けをしていることもあるので、仕事内容や応募資格と合わせて確認しましょう。
ゲーム・映像業界での代表的な職種名の表記を以下にご紹介します。
ゲームプログラマー、Unityエンジニア等
サーバープログラマー、バックエンドエンジニア等
CGデザイナー、グラフィッカー、イラストレーター、2Dアーティスト、UIデザイナー等
3DCGデザイナー、3Dアーティスト、モーションデザイナー、3Dアニメーター、エフェクトデザイナー等
背景アーティスト、バックグラウンドデザイナー、エンバイロメントアーティスト等
ゲームデザイナー、レベルデザイナー等
企業と従業員が締結する雇用契約の採用種別のことです。
求人票には正社員、契約社員、派遣社員のように記載がされています。
労働期間が定められていない、いわゆる無期雇用契約で雇用された従業員のことです。長期に働くことが前提であるため、仕事の裁量が大きく収入が高い傾向がある反面、人事異動や転勤の可能性もあります。
雇用期間を定めた有期労働契約で雇用された従業員のことです。雇用期間は労働基準法で最長3年もしくは5年とされています。ゲーム・映像業界では、プロジェクト単位で契約するケースもあります。業務範囲が雇用契約で限定されているため、自分の経験やスキルを直接的に活かすことができます。
正社員や契約社員などとは異なり、実際の就業先ではなく派遣元である派遣会社と雇用契約を締結し、有期雇用で働く従業員のことです。勤務時間や勤務地、残業の有無などの希望に合わせて働くことができます。また、正社員・契約社員と比べると採用ハードルが低いことが多く、実務経験が浅くても希望の職種に就業できるチャンスがあります。
企業が業務の一部、またはすべてを外部の企業や個人に依頼する形態です。一般的にはアウトソーシングやフリーランスと呼ばれることもあります。勤務時間などの制約がなく自由度が高いため、複数の案件を並行してこなしたり、副業として仕事を請け負ったりすることができます。
雇用形態には、雇用期間や条件、働き方の自由度などそれぞれ特徴があるので、自分の希望に合った雇用形態を選びましょう。
求人の仕事内容が詳細に説明されている箇所です。
どのような業務を担当するのか、どういった部署に配属されるのか、業務範囲はどこまでなのか等、具体的に担当することになる業務の内容を確認することができます。
ゲーム・映像業界の求人票では、プロジェクトの開発環境やプラットフォーム、ゲームジャンル、ゲームタイトルなどが記載されているので、自分のスキルや経験を活かせるのか、希望に合った仕事ができるのかを確認するため、もっとも注目して見るべき項目といえます。
また、会社の理念や文化、配属先チームの雰囲気について記載してある求人票もあります。自分のやりたいことが実現できるか、活躍できる環境かどうか、しっかりと確認しましょう。
応募資格の項目には、企業や職務が求めるスキルなどの条件が記載されています。
求職者側からすると自分の経験やスキル、適性が企業や求人が求めるものと合っているかどうかを判断するための重要な項目です。
業界経験や実務経験がどのくらい必要か、特定の技術やスキル、ゲーム開発の現場で使用しているDCCツールやプログラミング言語等が具体的に記載されていることが多いです。
この他にもコミュニケーション能力やリーダーシップ、求める人物像なども提示されていることがあります。
また、応募資格は「必須条件」「歓迎条件」という形で分かれていることが多くあります。
必須条件は、その求人の職務に対して企業が設定した最低限必要な条件ですので、まずはこの条件を自分が満たしているか確認しましょう。歓迎条件は、いわば加点要素のようなものです。
すべてに完全に当てはまっていなくても、条件に近い経験やカバーできるスキル等がある場合は書類選考を通過する可能性があります。応募資格に記載の条件で応募を迷う場合は、キャリアアドバイザー等に相談するのもよいでしょう。
Photoshop、Illustrator、CLIPSTUDIO PAINT等
2Dアニメーター、2Dモーションデザイナーの場合は、Live2D、SpriteStudio、Spine等
Maya、Zbrush、3ds Max、Substance Painter、Softimage等
3Dエフェクトデザイナー、VFXデザイナー、3Dアニメーター、3Dモーションデザイナーの場合は、After Effects、Houdini、MotionBuilder等
C++、C#、Objective-C、Java等
Unity、Unreal Engine等
C#, C++, SQL、PHP、Python、 Ruby、Go(Golang)等
Unity、Unreal Engine等ゲームエンジンへの知識も求められる場合もあります。
勤務地は実際に勤務する場所です。
原則、最初に勤務する場所が記載されていますが、支社やオフィスが複数ある場合は複数の勤務地を記載している場合もあります。
近年では在宅勤務(テレワーク・リモートワーク)を実施している企業も多くありますが、在宅勤務が可能かどうかも勤務地に記載されていることが多いです。
在宅勤務と出社のハイブリットの場合もあれば、フルリモートが可能な場合もあります。フルリモートも遠隔地に居住しながらのフルリモート可能な場合と、フルリモートであっても近隣にお住まいであることが条件になっている場合があります。基本的に出社という企業もありますので、自分の希望に合うかしっかり確認しましょう。
始業・終業時間および実働時間が記載されている箇所です。一律に勤務時間が決められている場合もありますが、裁量労働制やフレックスタイム制などの制度を取り入れている企業も多いため、しっかりと確認しましょう。
裁量労働制とは、「みなし労働時間制」のうちのひとつの制度です。実際に働いた時間ではなく、あらかじめ企業と労働者の間で定めた労働時間を働いたものとみなし、その分の給与が支払われます。
したがって労働時間が実際に定めた時間よりも長い場合も、短い場合も一律に同じ給与が支払われますが、基本的に残業代は発生しません。みなし労働時間が8時間を超える場合・深夜、休日労働をした場合には残業代が支払われます。
フレックスタイム制はあらかじめ定められた時間内で始業時間や就業時間を労働者自身が定められる制度です。
例えば8時間労働(1時間休憩)の場合、11~20時で働くこともできれば8~17時で働くこともできます。
ただし、1日のうちかならず就業していなければならない時間である「コアタイム」を設定している場合もあります。コアタイムが11~15時だった場合、この時間を含む勤務時間であれば始業、終業時間は自由に設定することができます。
求人に対して支払われる想定の給与額と給与形態などが記載されています。
月給制や時給制で記載されている場合もありますが、年収ベースで当該求人に対しての給与額が記載されていることも少なくありません。
年収ベースでの記載の場合、賞与やみなし残業代、職務手当などすべて含まれた金額として記載されている場合が多いので、記載されている給与には何が含まれているのか、何が含まれていないのか確認する必要があります。
また、業務委託の場合などは納品物に対しての単価が記載されていることもあります。
その求人の雇用形態や他の情報と合わせて確認しましょう。
休みがいつになるのかについて記載された項目です。ワークライフバランスを考えるうえでは重要な項目です。
週休制で記載されていることが多いですが、わかりやすく「土日休み」「土日祝休み」のように記載している場合もあります。
週休制とは「週休二日制」や「シフト勤務制」などその会社や募集職種のチームの休日取得の制度を意味します。
なお、「週休二日制」とは1カ月の中で2日間休みがある週が一度以上あることを指すため、毎週必ず2日間休めるとは限りません。毎週必ず2日間休みがある場合は「完全週休二日制」となり、「土日休み」「土日祝休み」と同意義です。
「休暇」の項目では休日以外の休みについて記載されています。例えば夏季休暇や冬期休暇、慶弔休暇などが一般的に挙げられます。
この他にもリフレッシュ休暇など会社独自の休暇を取り入れている場合もあります。会社独自の休暇の場合は福利厚生の項目に記載されている場合もありますので、休日・休暇の日数が気になる方は福利厚生の項目も併せて見るとよいでしょう。
福利厚生とは給与や労働条件とは別に、従業員やその家族の生活のために企業が供与するものです。企業によっては充実した福利厚生が魅力的なところもあります。
一般的には「健康保険」「厚生年金保険」「労災保険」「雇用保険」の4つの保険が備わっていることを意味します。それぞれに対象となる社員の勤続予定日数やその企業の従業員数などによっては必ずこの4種類の社会保険を備える義務が企業に発生します。
通勤にかかる費用を一部会社が負担する制度です。電車代やバス代などが支給されます。
多くの企業で通勤手当は上限が定められているため、上限を超えると自己負担になりますが、よほどの遠隔地から毎日通勤しない限り会社が全額負担できるような上限設定になっていることが多いです。
従業員に子どもが生まれた場合や、従業員の家族に介護が必要になった場合、所定の条件を満たすことで受けることができる休業です。
出産・育児のための休みの取得の他にも、育児や介護のための所定労働時間の短縮や看護のための休暇などもこれに含まれます。
各種社会保険や健康診断、通勤手当、育児・介護休業などは一般的に多くの企業が取り入れています。
他にも福利厚生施設の利用や住宅補助、資格取得支援や社内行事・旅行など生活補助やスキルアップを応援するものから娯楽まで、企業によってさまざまな福利厚生が用意されていることもあります。
求人票には企業からの多くのメッセージが込められており、きちんと読み解くことで得られる情報は転職活動の強みになります。
給与の項目ひとつからも、その給与形態や含まれているものをきちんと見定めることで想定よりも多い・少ないといった認識の相違が生まれにくくなるでしょう。
もちろん書いていないことやわかりにくい部分、情報量が少ないと感じる求人票もあるかと思いますが、そういったときにはキャリアアドバイザーに相談してみてください。
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