ゲーム業界用語解説 ― インターフェースとは

インターフェースとは ― ゲーム業界用語解説

英語の「インターフェース」には「仲介(する)」という意味があります。ITやゲームの世界では「異なる2つ以上のものをつなげるときの共用(接続)部分」を指す言葉として使われてきました。最もわかりやすい例として、「USB」や「IEEE1394」が挙げられるでしょう。また、目に見えないものとして「ソフトウェア上でデータをやりとりする際の手順」も、やはりインターフェースと呼ばれています。さらに、ゲームやWeb業界でよく使われている言葉として、ユーザーインターフェース(UI)を挙げる方も多いのではないでしょうか。

インターフェースとは ― ゲーム業界用語解説

ハードウェアのインターフェース

PCと周辺機器、スマートフォンと充電ケーブル、ゲーム機とテレビ、音響機器とスピーカーというように、ハードウェアはそれ単体で機能する物は少なく、ほかのハードウェアと接続することによって本来の力を発揮します。そして、このハードウェア同士をつなぐ部分が、(ハードウェアにおける)インターフェースなのです。PCにマウスやキーボードなどを接続するUSB、充電ケーブルなどに使われているmicroUSB、高画質の映像が得られるHDMIといった規格の総称がインターフェースといえます。いずれも、ハードウェア同士を接続するためのコネクタの形や電気信号の形式を定めたものです。

さらに、通信機器の中には、いわゆる物理インターフェースとは別に「仮想インターフェース」を備えている場合もあります。仮想インターフェースを利用すると、通信速度の向上やセキュリティーの強化など、多くのメリットを享受できるのです。

ハードウェアインターフェースの採用範囲は、PCやゲーム機にはとどまらず、あらゆる家電に広がっていることから、エンジニアに限らず、多くの人が日頃から「無意識に利用しているインターフェース」ともいえるでしょう。

ソフトウェアのインターフェース

ソフトウェアのインターフェースは、プログラム上でデータを送受信する手順や形式のことです。中でも、WindowsやiOS、Androidなどの「オペレーティングシステム(OS)」や、今やゲーム開発には欠かせない「ミドルウェア」、部品化したプログラムを集めた「ライブラリ」のように、必要な機能を外部から呼び出すものを「API(Application Programming Interface)」 といいます。USBやHDMIなどと同じく、あらゆる人が毎日のように使っているインターフェースであることは間違いないでしょう。

ほかにも、「C#」や「JAVA」などのプログラム言語にも、インターフェースという言葉が登場します。多くのプログラム言語におけるインターフェースとは、「複数のクラスを継承」するために使われるものです。

ユーザーインターフェース

マウスやキーボードを使って行うPCの操作、コントローラーによるゲームキャラクターの操作など、人がコンピューターに指示を出したり、その結果を受け取ったりするときに使われる技術や方法、あるいは表示されるメニュー(画面)などのことを「ユーザーインターフェース(UI)」や「ヒューマンインターフェース」といいます(マウスやキーボードなどのハードウェアを指す場合にも使われます)。

ゲームにおけるユーザーインターフェースは、画面構成や操作手順のように、ユーザーの扱いやすさや操作感を指す言葉として使われています。特に、絵的(動的)にユーザーを導く「グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)」の出来は、ハードウェアやソフトウェア(アプリ)の評価に直結するものとして重視されるようになりました。このため、ユーザーが悩むことなく、直感的にゲームをプレイできるUIデザインへの注目度が高まっています。

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