転職ノウハウ ― 自己PR ― ゲームプログラマー

実力よりも人となりを伝える自己PRゲームプログラマーに求められる理由

採用側の企業が転職を希望するゲームプログラマーに求めるのは、何はなくともプログラマーとしての「技術力」です。進行中のプロジェクトであれば、使用しているプログラム言語での開発経験を持っていることは大前提ですし、新規開発の場合は使う可能性の高いプログラム言語に精通していることが求められます。これらの能力を持っていることは、職務経歴書の経歴、履歴書に書いた使用(習得)言語、転職希望者が自発的に用意するポートフォリオなどで伝えることが可能です。

もちろん、企業は人材の技術面だけを評価するわけではありません。ゲームやアプリの開発は多くの人が関わるチーム作業ですから、プログラムの実力以上に「人として」企業やプロジェクトにふさわしいことも重要だからです。その人がどのような経歴の持ち主なのか、関わってきたタイトルには何があるのか、どうして転職をしようとしているのかといったことは、応募書類の内容から読み解いていきます。そして、そのときにチェックされるのが「志望動機」と「自己PR」ということになるのです。

実力よりも人となりを伝える自己PRがゲームプログラマーに求められる理由

自己PRに盛り込むと良い反応が得られること=企業が求めるもの

採用担当者は、履歴書や職務経歴書に書かれた自己PRの何を読んで「面接に呼ぶ人」を決めているのでしょうか?もちろん、企業規模や、アサインするプロジェクトによって、求める人材は異なりますが、おおよそ次のような部分が書かれているかをチェックしていると考えてください。

・すべての基本になる技術力

ゲームプログラマーからゲームプログラマーへの転職の場合、企業が期待するのは「その人がどれだけプログラムができるか」という部分です。職務経歴書にしるした経歴を補足しつつ、おも立ったプロジェクトで「どのような立場で関与したのか」「何を担当したのか」「使用した言語やツール」「課題をどう克服したのか」などをコンパクトにまとめましょう。ほかの職種から転職する場合も、個人的に作ったツールやゲーム(アプリ)を例に、「なぜそれを作ったのか」「制作期間はどのくらいか」「(一般公開した場合)ダウンロード数」などを説明できると、プログラミングに対する姿勢も示すことができます。

・組織で活きるコミュニケーション力

個人で開発して公開するゲームアプリもありますが、企業が制作しているゲームは、各部門の専門家が集まったチームで制作されています。プロジェクトが始まると、ゲームプランナーやディレクターの指示を受け、デザイナーやサウンドコンポーザーとコミュニケーションを図りながら、プログラムを行っていくことになります。途中で仕様が変わったり、思わぬバグが出たりするなどのトラブルは日常茶飯事です。こういった場面では、メンバーと意思疎通ができなければ乗り越えることができません。自己PRの中に盛り込むことはもちろん、面接でもその能力があることが伝わるようにしてください。

・筋道を立てて物事を考える力

プログラミングは、常に問題(課題)を発見し、その原因を明らかにして、解決するプロセスを踏むものです。一つひとつの問題を場当たり的にクリアすることも(技術的には)できなくもありませんが、そのような進め方をすると、あとでより大きな問題につながる危険があります。問題を見つけたとき、その問題がなぜ起きたのか、どうすれば解決できるのか、筋道を立ててロジカルに考える力はゲームプログラマーにとって欠かせない能力です。過去のプロジェクトで課題にどう向き合い、何を考えて、どう解決に至ったのか。具体的な例を示しながら説明できると良いでしょう。

・現状に満足せず成長し続ける力

コンピュータの進歩と同様、プログラムの世界も日進月歩で進化し続けています。つい数ヵ月前まで主流だったものが、新興勢力に取って代わられることもよくありますし、レガシーと思われていた技術が復活することもあるのです。新しい技術や世界の潮流に目を向け、セミナーや勉強会などに参加したり、資格試験を目指したりといった「学ぶ姿勢」を見せることは、ゲームプログラマーにとって欠かせないアピールポイントです。

面接で企業が求める人材とマッチしていることをアピール

面接では、自身の経験を具体的なエピソードとともに語り、必要なプログラミング技術とロジカルな思考力を持っていること、チームの一員として(あるいはリーダーとして)活躍できることを、事前に提出した履歴書や職務経歴書に書いた自己PRを基に答えてください。また、企業に入社して「何を行うのか」を聞かれたときは、企業のビジョンを理解していることを示しつつ、それに沿った個人の目標を答えるのがベターです。
企業の目指す方向を知るには、Webサイトや媒体に掲載された幹部のインタビュー記事、リリースを予定しているタイトルなどをチェックすると良いでしょう。その企業と付き合いが深い転職エージェントに相談してみると、表に出てこない情報を得られるかもしれません。良い結果につながるものは何でも利用するつもりで、転職活動を進めていきましょう。

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