転職ノウハウ ― ゲームクリエイターの職務経歴書 その7

自分に合ったテンプレート職務経歴書を作成しよう

職務経歴書を書く人のために、「編年体式」「逆編年体式」「キャリア式」の3つのフォーマットごとにテンプレートを用意しました。各フォーマットのメリット・デメリットを改めてチェックしながら、自分に合ったテンプレートを選び、転職への道を切り開く職務経歴書を作成しましょう。

※テンプレートはWord形式でダウンロードが可能です。

自分に合ったテンプレートで職務経歴書を作成しよう - ゲームクリエイターの職務経歴書

編年体式のテンプレート

職務経歴書のフォーマットの中で、最も一般的なのが編年体式です。時系列に経歴を記入していくのでわかりやすく、採用担当者が履歴書と合わせて内容をスムーズに確認できることが、多く使われている理由でしょう。転職活動が初めてという方や異動の経験があまりない方でも「ほかの応募者との差が出にくい」ことも特徴です。もちろん、転職歴が多い方や社内での部署異動が多い方も安心して使えます。

<メリット>

  • 時系列に職歴をまとめていくので、応募者がどのような流れでキャリアを積んできたかがわかりやすい
  • 一般的に用いられているフォーマットのため、安心感がある

<デメリット>

  • 経歴が長い場合は、最新の情報にたどり着くまで時間がかかる
  • アピールしたいキャリアが埋もれてしまう場合がある

<こんな方におすすめ!>

  • 転職が初めての方、転職経験が浅い方
  • 形式を重んじる企業に応募される方
  • 職歴がシンプルな方

逆編年体式のテンプレート

最新の経歴から、過去をさかのぼるように職歴を記入していくのが逆編年体式です。最新の経歴を特にアピールしたい場合や、複数の転職経験がある、職歴が長い場合におすすめのフォーマットです。同業種間の転職であれば、即戦力として期待できる人材であることをアピールすることもできますので、30代以降の方は検討する価値ありでしょう。

<メリット>

  • 最新の経歴にアピールしたい実績がある場合は、最初に読んでもらうことができる
  • 過去の経歴を簡潔にまとめ、最新の経歴のボリュームを厚くしたいときに目立たせやすい
  • 即戦力として働けることをアピールしたいときに効果的

<デメリット>

  • スタンダードな編年体式とは逆順になるため、採用担当者が違和感を覚えることがある

<こんな方におすすめ!>

  • 30代以降で職歴が長い方
  • 特にアピールしたい実績・スキルが直近の職歴に含まれる方

キャリア式のテンプレート

時系列に沿って経歴を記入するのではなく、類似する職歴やプロジェクトごとに職歴を記入するフォーマットがキャリア式です。携わってきた業務や領域に焦点をあてて記入するので、専門職の方や、複数の職種を渡り歩いてきた方に適しているフォーマットといえます。

<メリット>

  • 強調したい職歴と、簡潔にしたい職歴を分けて記入できるので、自分の強みを伝えやすい
  • 応募先に関連する職歴のみを特にピックアップしたいときに最適

<デメリット>

  • 時系列に沿っていないため、どのような流れで職歴を積み重ねてきたのかがわかりづらい

<こんな方におすすめ!>

  • 専門的な職業でキャリアを積んできた方
  • 複数の職種で従事してきた経験がある方

テンプレートにカスタマイズを加えるのもOK

自分の経歴をわかりやすく見せるテンプレートがわかったら、早速ダウンロードして作成してみましょう。ちなみに、職務経歴書は書式に制限がありません。自分の状況(職歴や実績、応募先の企業)に合わせて項目を追加するなど、自由にカスタマイズしてOKです。
特にキャリア式のテンプレートを使用する場合は、編年体式を併用することで時系列をわかりやすく伝えることが可能です。また、箇条書きで職歴をまとめる項目を作る方法でも「アピールしたい職歴」を強調しながら、これまでの歩みを採用担当者に伝えられるでしょう。

エンジニアとデザイナーを目指す方にとって、大いに参考になる見本もご用意しました。ここまでに解説してきたポイントをどうクリアしているか、どのようなアレンジを加えているのかなど、見るべき場所が多数ありますので、ぜひ参考にしてください。

<エンジニアの職務経歴書サンプル>

<デザイナーの職務経歴書サンプル>

書き終わったら、最後に必ずチェックを

職務経歴書に限る話ではありませんが、書き終わった書類はすぐに提出するのではなく、下記の点を中心に見直して推敲を重ねるようにしましょう。そして、可能であれば第三者の目を通して、違和感を抱いたポイントなどを指摘してもらうのも効果的です。見せる相手は書類を見慣れている人でも、そうでなくても大丈夫です。さまざまな立場の人の視点を加えることで、書き手には見つけられなかった穴を発見できたり、より良い表現を教えてもらえたりするかもしれません。志望度の高い企業に提出する前には、キャリアコーディネーターに相談してみるのがいいでしょう。

<チェックポイント>

  • 誤字、脱字、年月の間違いはないか再確認する
  • 極度に誇張せず、面接で質問をされても問題ない内容に書けたか
  • 今までの職務経験を漏れなく記入できたか
  • 具体的な数字や社名、固有名詞、エピソードを使って、実績や自分の強みを表現できたか
  • 耳慣れない言葉や業界内での専門用語など、採用担当者が読み取れない言葉を使っていないか
  • 複数社に応募する場合は、志望動機の項目を中心に適切な内容にアレンジされているか
  • 情報を詰め込みすぎて読みにくくなっていないか

職務経歴書は書類選考だけでなく、面接の際にもカギとなる重要な書類。だからこそ、あなたオリジナルの熱がこもった内容にするべきです。ネット上には多数のハウツー記事やテンプレートが公開されていますが、例文をそのまま使ったりするのはNG。あくまで、文章の組み立てや要素の参考程度にとどめるようにしましょう。
この記事で紹介しているテンプレートをただ使うのではなく、記事の内容も参考にして、より良い職務経歴書を作成し、満足のいく転職への道を切り開いてください。

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