カジュアルゲームの代表として世界中で支持を集めるのがパズルゲーム。普段ゲームを遊ばない人でも、スマートフォンにひとつふたつはパズルゲームのアプリが入っていたりするものです。
アナログゲームから続く歴史があり、ベースになったパズルのルールやスタイルによって細分化も進んだパズルゲームを、代表的なジャンルに絞って解説します。

ほかのゲームに比べるとルールが明快で、ものの数分という短時間でも楽しめることから、特にスマートフォンのアプリで人気が高いのが「パズルゲーム」です。
パズルそのものの歴史は紀元前にさかのぼるほど古く、知恵の輪やジグソーパズルなどは今も多くの人が楽しんでいますし、数独やクロスワードといったものも長く親しまれています。
その後、複雑な計算や問題を瞬時に行うコンピューターの登場で裾野は広がり、現在、家庭用ゲーム機やスマートフォンで遊べるパズルゲームは、さまざまなサブジャンルに分かれるほどになりました。
1982年にPC向けに発売された「倉庫番」に代表されるのが、主人公がオブジェを所定の位置に動かしていくロジックパズルです。マス目に切られたステージ内を、主人公がオブジェを押したり引っ張ったりしながらゴール地点に運ぶルールは単純明快で、多くの類似作品が生まれました。元祖の「倉庫番」もシリーズを重ね、Nintendo SwitchやPlayStation 4でも展開されているほか、インディーズを中心に同じようなルールの作品が生まれ続けています。
1984年、ロシア(当時はソビエト連邦)の科学者だったアレクセイ・パジトノフが考案した「テトリス」から始まったのが落ちものパズルです。文字どおり、画面の上方から落ちてくるブロック(もの)をエリア内に並べ、縦や横などラインがそろうと消え、ブロックが落とせなくなる=積み上がるとゲームオーバーとなります。
「コラムス」「ぷよぷよ」「ドクターマリオ」なども同様のルールで、それぞれ大ヒットしました。本家の「テトリス」は、今でも年に1回、世界大会が開催されるほどの人気があります。
PCの雑誌に個人投稿の形でデビューしたパズルゲームが「さめがめ」です。英語の「SAME GAME」をローマ字読みしたもので、画面内のオブジェを選択するとそのオブジェが消える(そのとき隣接する同種のオブジェも消える)というルールで、一度に大量のオブジェを消すと高得点が得られます。単独のオブジェは消すことができないため、同種のオブジェが隣接していない状態にならないよう消すオブジェを考える必要があります。
スマートフォンで人気の「LINE:ディズニー ツムツム」や「妖怪ウォッチ ぷにぷに」などは、このさめがめ系のパズルゲームです。
マス目の中に配置されたオブジェの位置を入れ替え、同種のオブジェを3つ以上並べて消していくのがマッチ3といわれるパズルゲームです。
2001年にFacebookのアプリとして登場した「Bejeweled」から始まり、2012年にリリースされた「Candy Crush Saga」と「パズル&ドラゴンズ」が世界的なブームとなって定着しました(両タイトルは、2023年もアプリランキングの上位に位置しています)。
ヒントを元に空欄を文字で埋める「クロスワード」、数字を一定のルール(列ごとの総和など)で埋めていく「数独」、X軸とY軸に書かれた数字を見ながらマス目を塗りつぶす「ピクロス」などもパズルゲームの仲間です。
状況に応じた対応が求められるほかのジャンルのゲームとは異なり、あまり時間を気にすることなく一人でじっくり向き合えることがポイントで、Windowsに初期搭載されていた「マインスイーパー」、同じ麻雀牌をそろえて全消しを狙う「上海」など、長く愛されるタイトルが多いジャンルといえます。
ロールプレイングゲームやアドベンチャーゲーム、アクションゲームなどは大作化が進み、相応の期間と予算をかけたもの以外は大ヒットが見込めなくなりつつあります(インディーズは事情が異なります)。
一方、圧倒的なビジュアルよりもルールのおもしろさ(ゲーム性)が求められるパズルゲームは、比較的少人数かつ短期間で制作できることが特徴です。駅と駅のあいだ、寝る前の数分といった隙間時間にパッと遊べるカジュアルゲームの代表格として、これからも世界中で愛され続けることは間違いありません。
多くの人に長く遊ばれる作品を生み出すことは、AAAタイトルに携わることとはまた違うクリエイターとしての醍醐味です。社内でプロジェクトを立ち上げることが難しいときは、思い切ってインディーズで勝負してみてもいいでしょう。
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