プレイヤーの操作したとおりにキャラクターが前後左右や上下に移動し、ジャンプやパンチ、キックなどを繰り出しながら、ステージクリアを目指したり敵や対戦相手を打ち負かしたりするゲームをアクションゲームといいます。ほとんどの場合、操作するキャラクターは人間もしくは人型の生物であるため、動きを感じやすいことが特徴です。
誰もが知る有名タイトルがたくさんある一方で、ブームが去ると超人気タイトルでも続編が作られなくなり、同じスタイルのゲームが出ない時期が訪れるなど、流行り廃りが激しいジャンルでもあります。
また、アクションゲームは「最速でゴールする」「相手の体力をゼロにする」「敵を殲滅する」というようにルールがわかりやすいため、観客に魅せる=eスポーツに採用されるタイトルが増えています。
今回は、ゲームの黎明期から現在に至るまで、世界で普遍的な人気を集めるアクションゲームを内容ごとに分類&解説しました。

プラットフォームアクションゲームの定義は、足場(プラットフォーム)から足場へとジャンプをしたり、罠や障害物を乗り越えながらゴールを目指したりするルールであること。初めは突破できなかったステージを、繰り返しプレイして乗り越えたときの快感はほかのゲームでは得難い経験であり、プラットフォームアクション最大の特長といえます。
1985年に発売された「スーパーマリオブラザーズ」を筆頭に、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「星のカービィ」などの世界的ヒットシリーズが多く、任天堂のマリオ、セガのソニックをはじめ、カプコンのロックマン、UBIソフトのレイマンなど、会社の顔となったタイトルも数多くあります。
横に長いステージを右方向に進みながらクリアを目指すアクションゲームを、ベルトスクロールアクションゲームと呼びます。1986年に登場したアーケード版「熱血硬派くにおくん」がスタイルを確立し、1989年の「ファイナルファイト」が大ヒットしたことで隆盛を迎えました。
その後、1990年から2000年代にかけて数多くのタイトルがリリースされていますが、2010年代以降、国内メーカーはあまり力を入れなくなっており、2020年代は海外のパブリッシャーが細々と展開している状態です。
一方、(ライセンスを受けて)他社が正式な続編を制作した「ベア・ナックルIV」のように、ブーム時に影響を受けたクリエイターがあえて今の時代にこのスタイルのゲームを問う姿も目立つようになっています。
2人以上のプレイヤーが戦えるアクションゲームを対戦アクションゲームといいます。本来は協力して敵(CPU)を倒すように設計されていた「マリオブラザーズ」や「ボンバーマン」は、プレイヤー同士が邪魔をし合う遊び方がメジャーとなり、特に後者は以降のシリーズは完全に対戦アクションとして制作されました。
その後、対戦格闘の人気が高まったことで一時下火となりますが、1999年の「ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ」によって再燃。世界大会が開かれるほどの人気を集めた「オーバーウォッチ」、各種ゲーム賞を受賞した「スプラトゥーン」などのメガヒットタイトルが生まれています(※)。
※「オーバーウォッチ」や「スプラトゥーン」はTPSに分類する場合もあります。
1991年、アーケードに登場し瞬く間に世界を席巻した「ストリートファイターII(ストII)」によって確立されたのが対戦格闘ゲームです。
「ストII」は1レバーに6ボタンという当時としては異例の操作パネルで、必殺技を出すためには複雑なコマンド入力が必要でしたが、個性的なキャラクターを操って隣に座る人(プレイヤー)を倒すという体験はそれまでのアーケードゲームには(ほぼ)なかったものでした。その後、相手と向かい合わせに座る対戦格闘ゲーム用の筐体も登場し、カプコンやSNKといったメーカーを中心に数多のヒット作が生まれます。
また、「バーチャファイター」や「鉄拳」のように3D空間で闘う「3D対戦格闘ゲーム」は現在もシリーズが継続し、eスポーツで採用されるなど世界中のファンを魅了しています。
敵を倒すのではなく、敵に見つからずに目的の達成を目指すのがステルスアクションゲーム(ステルスゲーム)です。世界初のステルスゲームは、1981年に発売された「005」(セガ)というタイトルで、アーケードだけで展開したため有名ではありませんがギネス認定を受けています。
その後、コナミの「メタルギア」がヒットしたことでステルスアクションゲームの認知度が高まり、1998年の「メタルギアソリッド」のメガヒットによって世界的な人気ジャンルに成長しました。2010年代以降は「スプリンターセル」や「アサシン クリード」「ヒットマン」など、海外の大手パブリッシャーが大ヒット作を連発し、1人でプレイするアクションゲームでは最も人気のあるタイプになっています。
実際に行うと犯罪(クライム)になる殺人や強盗などをゲーム内で実現するのがクライムアクションゲームです。いわゆるオープンワールドになっている作品が多く、プレイヤーはその中でさまざまなミッションのクリアを目指します。
2001年発売の「グランド・セフト・オートIII」がメガヒットしたことで、一躍人気ジャンルとなりました。なお、国内ではほとんどのタイトルが暴力的表現により、CEROによるレーティングは「D(17才以上対応)」もしくは「Z(18才以上のみ対応)」となっています。
MOBAとは、「マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ」のことです(※)。名前のとおり、複数のプレイヤーがチームに分かれて相手チームの殲滅や拠点の奪取を目指して闘うタイプのゲームで、競技性の高さから数多くの人気タイトルが生まれました。
特に、Valveの「Dota2」や、ライアットゲームズの「League of Legends(LoL)」の世界大会では優勝賞金が数億円になることもあり、eスポーツ界の頂点に立つジャンルとなっています。
※シミュレーションゲームの一種であるリアルタイムストラテジーに分類されることもあります。
ほかのジャンルのゲームと同様、アクションゲームも大作化が進んでいます。制作に工数がかかるオープンワールドのクライムアクションやMOBA、バランス調整などのノウハウがなければ太刀打ちできない対戦アクションや対戦格闘ゲームについては、大手パブリッシャーでなければチャレンジしにくい状況です。
一方、かつて流行したプラットフォームアクションやベルトスクロールアクション、ステルスアクションにも根強い人気があり、特にスマホアプリやインディーズゲームの世界では今も多くの作品がリリースされ続けています。ライバルが多くなるため、ヒットを飛ばすことも難しくなっていますが、年に数本、ユーザー評価が高く、セールスにもつながるタイトルが生まれていることも事実です。2018年の「ヒューマン フォール フラット」や2021年の「Unpacking」のように、インディーズからメジャーに羽ばたく作品も出ました。
大手パブリッシャーもしくは協力会社に所属して、世界を相手にした大作に挑んだり、中小の制作会社でスマホアプリや小規模な作品で自分の好きなものを突き詰める道を進むのもいいでしょう。近年ではアクションゲームの開発経験を活かしてアクションRPGなどの開発に携わるクリエイターも増えています。
作りたいものに合わせて働き方を選べるのが、2023年におけるアクションゲームクリエイターの立ち位置といえるでしょう。
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